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12月3日公開の映画『彼女が好きなものは』は、2019年に「腐女子、うっかりゲイに告る。」のタイトルでドラマ化されて話題を呼んだ、浅原ナオトの小説「彼女が好きなものはホモであって僕ではない」が原作。

本作はゲイの男子高校生の純(神尾楓珠)に、BLをファンタジーとして享受していた女子高生の紗枝(山田杏奈)が、純のセクシュアリティを知らないまま恋をする物語である。
公式ホームページの説明では

当事者の苦悩や生きづらさ、世の中の無知と誤解が引き起こす暴力、誰の心にも潜む無意識の偏見をひとつひとつ紐解いてみせる。それらと闘い、傷を負いながら自らの生き方を切り開いていく若者たちの物語。

とある。

映画『彼女が好きなものは』公式サイト

以下映画.COMでの草野監督インタビュー
Yahooニュースより引用)

【原作との出会い】

「プロデューサーの前原(美野里)さんから原作小説とお手紙が送られてきました。小説を読んだら、身近なお話なのに、見えていなかったものや聞こえてこなかった言葉が赤裸々に描かれていて、久しぶりに小説を読んで泣いてしまいました」と告白。プロデューサーからの熱意を受け取った草野監督は「僕も全力でこの小説に向き合いたい」と思い、メガホンをとった。

【生徒たちの議論のシーン】

観客からは「LGBTの受容をダイレクトに考えさせられる映画で良かったと思います」と称賛する感想が出たあと、LGBT問題について学校で生徒たちが議論するシーンについて「リアルなディベートを撮られたのか? もしも台詞が決まっていたのなら、演出がすごい」と質問される。

草野監督は演出を褒められた点を喜びつつ「台詞は決まっていました。原作にある台詞ではないのですが、クラスメイト役のオーディションをするなかで、高校生の年齢に近い子たちに集まってもらい、実際にディスカッションをしてもらいました。そのなかで、僕がちょっとぐさっときたとか、ちくっとした言葉を採取して脚本に落とし込み、その台詞をできるだけ自分の言葉としてしゃべってもらいました」と舞台裏を明かした。

本作は26回釜山国際映画祭のOpen Cinema部門に正式出品されたが、現地の反響について尋ねられると「キャストへの質問もあったけど、やはりディベートのシーンに関する質問も多かったです。でも、韓国では生徒たちがポジティブな言葉として捉えたのかなという印象を受けましたが、それが翻訳というか、字幕で少し変わったのか、それとも日本と韓国で捉え方が違うのか、どっちなんだろうと、僕自身も興味を持ちました」と語る。

【“ゲイ”と“LGBTQ”】

「ゲイの方々を取材したのか?」と尋ねられると、草野監督は「特別な取材はしていないです。でも、原作者がゲイをカミングアウトされている方なので、そこに書かれている言葉を信じて脚本を書きました。もちろん原作以外に資料や書籍を見て勉強もしましたが」と答えた。

さらに、草野監督は「世界的にも、日本でもLGBTQについての考え方はすごいスピードで変わっていってる最中です。高校生でカミングアウトしている子もいるだろうし、みなさんがフラットに考えられる日も近いのではないかと。本作が特別にLGBTQを描いた映画と言われない日が来るのが理想なんだろうなとも思います」と力強く語った。

監督も言うように、「LGBTQを描いた映画」とは言われない日が来ることを祈る。
また、“LGBTQ”という言葉も無くなる世界になるよう、今はLGBTQについて発信していきたい。


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