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東京オリンピックのロゴ盗用疑惑から学ぶ

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当事者間で顔を合わせて話をすることが、ネットトラブルを防ぐ上で重要となる

出典:photo-ac.com

世を賑わせた東京オリンピックのロゴ盗用疑惑において、ネット上での批判が止まらなかった理由について、中川氏は関係各所の対処に問題があったと指摘。特にテレビなどのマスメディアを通じて、強い言葉で全面否定した佐野研二郎氏(当該ロゴの製作者)に対しては、〈僕が佐野氏なら、すぐ現地に飛んで、コンセプトなどをベルギーのデザイナー、劇場に説明しました〉との見解を提示。さらに、〈まずライン(引用者注:会話アプリのline)をオフにして、人とリアルに真剣に向かい合うこと、「オンラインよりオフライン」がネットでトラブルが発生した時の鉄則です〉と言及した。

つまり、当事者間で顔を合わせて話をすることが重要であるというのだ。

この意見に、筆者は全面的に賛同する。筆者自身の経験でも、ネガティブなこと(双方の見解の相違など)が発生した際に、メールや文面でやり取りをすると、感情的になってしまったことがあるからだ。

ツイッターで、不用意な発言を繰り返した市議員には、中川氏の意見を参考にしてもらいたいものだ。それと同時に、LGBT当事者や支援者も、相手から批判や誹謗中傷が相次いだ場合は、SNSやメールでむやみやたらに反論をしないことが重要だと言える。もちろん、面識のない人と会って説明することは現実的ではないが、相手と直接会えないかぎりは、「(ネット上で)相手に反論するのは極力避ける」というのが基本原則だと思う。

筆者自身も、ネットやメール上に文章を載せるときには、最新の注意を払っていこうと身を引き締める思いだ。

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