ゲイ映画『シングル・オール・ザ・ウェイ』
愛とは何だろうか。
この映画から、考え、教わった。
2021年、Netflixで大ヒットとなった『シングル・オール・ザ・ウェイ』、主人公・ゲイのピーターを中心に物語が進むこの映画は、ゲイ映画として一躍話題となった。
ゲイ映画とは言ったものの、この映画のポイントはゲイであることではない。
ゲイであろうとなかろうと、この映画は成り立つということ。
それこそが最大の魅力と言える。
迫ることクリスマスまであと数日
恋人と一緒に観るのもよし、恋人と過ごすクリスマスを想像しながら映画を観るもよし。
今一番おすすめしたい映画のあらすじは以下の通り。
あらすじ
もうすぐクリスマス。
今度こそ家族に恋人を紹介できると張り切っていたが、まさかの直前でフラれてしまう。
独身でいることを家族からとやかく言われまいと必死のピーターは、親友のニックに恋人のふりをしてもらうと妙案を思いつき、クリスマスに一緒に帰省してほしいと頼む。
ピーターとニックは一緒に帰省するが、ピーターの母親が自身のイケメントレーナーとピーターのブラインドデートをセッティングしたことで、ピーターの計画は狂い出す。
感想(ネタバレなし)
この映画から、愛を教わった。
デートに誘われたい
プレゼントをもらいたい
好きと言ってもらいたい
目に見えるように、実感できるように愛が欲しい。
そう、愛は欲しがられる。
好きだから愛されたいのか
愛されてるから好きなのか
愛の形は人の数だけ、また、カップルの数だけ存在するが、その愛は相手への愛なのか自分への愛なのか、分からなくなることがある。
しかし、この映画は、真っ直ぐな愛について、またその愛の行く末を教えてくれた。
好きだから、彼を大切にする。
彼が大切にしているものも大切にする。
彼の未来を応援する。たとえその未来に自分がいないとしても。
自分が大切にしたいと思ったから、見返りなんて一ミリも求めない。
ただ自然と頭に浮かび、行動する。
客観的に見ている私たちは、それは愛から生まれるものだと感じ、嬉しく思い、切なくも思い、どうか届けと願った。
どうか、この愛の行く末を見届けて欲しい。
【情報】
製作国:アメリカ(2021年)
日本では劇場未公開:2021年にNetflixで配信
監督:マイケル・メイヤー
キャスト:マイケル・ユーリー/ファイリーモン・チェンバース/キャシー・ナミジー