5月17日は多様な性にYESの日

5月17日は多様な性にYESの日

5月17日は、ゲイやレズビアンなど同性愛やトランスジェンダー嫌悪に反対する国際デー「IDAHOT(International Day Against HOmophobia and Transphobia, 国際反ホモフォビア・反トランスフォビアの日)」です。

5月17日は多様な性にYESの日は、「IDAHOT(アイダホ)の日」という名称で広まっています。

2013年には日本記念日協会より5月17日が「多様な性にYESの日」として公的にも認められ、各地でさまざまな活動が行われています。

・多様な性にYESの日の由来

1990年5月17日にWHO(世界保健機構)が同性愛を国際疾病分類から削除したことに由来しています。

その後、世界各地では「多様な性」について考える活動や集まりが行われるようになりました。

性はグラデーション

性はグラデーションと言われ、在り方は様々です。

性的少数者(セクシャルマイノリティ)を表す言葉「LGBT」は、この数年で世界中に広まっています。

LGBTとは、レズビアン(女性同性愛者)、ゲイ(男性同性愛者)、バイセクシュアル(両性愛者)、トランスジェンダー(身体の性と異なる性別を生きる人・生きたいと望む人)の頭文字をとって作られた言葉です。

また、以下の2つの頭文字のQを含めて、LGBTQと表記する場合もあります。

クエスチョニング(Questioning):性自認や性的指向が明確でない人、または意図的に決めていない人

クィア(Queer):性的少数者の総称の一つ

この他、性自認を男女のいずれかとは認識していないX(エックス)ジェンダー、性愛的な関係を求めないアセクシュアルなど、性の在り方は人の数分だけ存在しており、ここで紹介した言葉だけで全ての性を表す言葉を網羅できるものではありません。

 

性を表す4要素

性(セクシュアリティ)は、主に4要素の組み合わせで形成されます。

①身体的性別(身体の性):身体的・生物学的特徴

②性自認(自認する性):自分の性をどう捉えているか

③性的指向(好きになる性):恋愛感情の対象がどの性別に向くか

④性表現(表現する性):服装、言動など表現したい性。

上記4要素はそれぞれ多様な組み合わせがあり、はっきりと分けられるものではありません。

多様な性にYESを

見た目や性格が人ぞれぞれ異なるのと同じように、セクシャリティも人それぞれ異なることは当然です。

特定のセクシャリティを排除したり、非難するのではなく、全てのセクシャリティが異なることを理解したうえで存在を認めることで、全ての人の能力が存分に発揮され安心して生活できる社会作りが必要です。

すべての性に「YES」を。


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