昨年12月に、全国初の「同性カップル」が里親として、大阪市から認定された事例を踏まえ、
群馬県も性的少数者(LGBT)のカップルであっても、一定の要件を満たせば、
里親として認定する意向を明らかにした。
里親を希望する人は、児童相談所に申請し、家庭訪問などの調査や研修を経て、
都道府県や政令指定都市などから認定を受ける。
要件として(1)養育への理解や熱意、児童に豊かな愛情がある(2)経済的に困窮していない
(3)研修を修了している などがある。
同日の県議会で、「セクシュアリティー(性の在り方)にとらわれず、
個別に判断する必要がある」と中村弘子こども未来部長が述べ、同性同士など性的マイノリティーのカップルを
排除せず、子どもを養育する能力や資質を踏まえて認定の是非を決める考えを示した。
あくまでも里子に配慮をしたうえでにはなるが、
大阪、群馬に続き、性的マイノリティーの人たちが社会的役割の一端を担っていくこと否定しない地域が増えて
いってほしいものだ。