大阪市、LGBTの先進的活動を全部署に拡大

大阪市で、LGBTに関する先進的な取り組みを、全ての部署に拡大するという。

大阪市では淀川区の榊正文区長の主導のもと、電話相談や、LGBTへの配慮の意を示すマークをトイレに付けるなど、先進的な取り組みをしてきた。そのため、大阪市内に拡大することは大いに期待できる。

しかしながら、現状は進んでいるとは言えないようだ。

だが、市人権企画課によると「部署ごとにLGBTへの認識に差があり、全庁での取り組みはまだまだ進んでいない」のが実情。同課は「新しい人権課題であり、まず職員の理解を進め、先進事例を各部署に広めていきたい」と話している。(朝日新聞デジタル 2016年7月19日)

同メディアによると、市役所全体での取り組みは一部にとどまっており、大阪市は各部署に取り組み例の報告を呼びかけ、今年度中に状況をまとめ、他部署に広げる方針という。

これからの大阪市の取り組みに期待したい。

※画像は、大阪市役所ホームページより

サム: LGBTのアライ(支援者)として、Flag編集部で記事執筆。前職において、様々な分野の企業・個人プロフェッショナルの広報業務(メディア露出)を支援。その経験を活かし、LGBTというテーマを、政治、経済、国際情勢、人文科学などの様々な切り口で考察、広報していきたいと考え、日々奮闘中。