佐々木蔵之介氏主演、ナチス政権下の同性愛者の舞台

ナチス政権下の男性同性愛者(ゲイ)たちの強制収容所での生き様を描いた映画に、俳優の佐々木蔵之介氏が主演している。ナチス政権下では、多くの同性愛者も、強制収容所で虐殺されたという。

佐々木氏は、片方のパートナーを殺害するように将校から強要され、そのパートナーを殺めてしまった人物を演じている。このようなストーリーについて、佐々木氏自身は重く受け止めていたようだ。

台本を読み、越えるべきハードルが多すぎると感じた。「舞台はドイツで、同性愛者で、強制収容所。僕がこれを伝えられるのかなという怖さはあった」(朝日新聞デジタル 2016年06月30日)

佐々木氏の真摯な姿勢がかいま見える。当メディアでも、この舞台をオススメする。7月24日まで開催されている。

※写真は、BENT公式サイトの写真を一部切り取りして使用

サム: LGBTのアライ(支援者)として、Flag編集部で記事執筆。前職において、様々な分野の企業・個人プロフェッショナルの広報業務(メディア露出)を支援。その経験を活かし、LGBTというテーマを、政治、経済、国際情勢、人文科学などの様々な切り口で考察、広報していきたいと考え、日々奮闘中。