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2018年12月、日本初となるゲイ専門の結婚相談所「Bridge Lounge」がサービスを開始しました。世界に比べてまだまだLGBTへの理解や、出会いに関するサービスが整っていない日本において、ゲイの人が暮らしやすくなる社会への第一歩と言えるでしょう。

今回は日本におけるゲイの出会いの実情から、「Bridge Lounge」の魅力に関して紹介していきます。これまで満足な出会いが作れず、悩みを抱えていたゲイの方はぜひ参考にしてください。

ゲイ同士の出会いを作るのは以外に大変

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日本にはもともとゲイの方の出会いの場となるハッテン場と呼ばれる場や、ゲイアプリと呼ばれるゲイ専門のマッチングアプリの存在がありました。これまでもゲイのための出会いのツールがあったにも関わらず、なぜ結婚相談所が必要なのでしょうか。それは、これまでのサービスではゲイ同士で真面目にパートナーを探すのが困難だったためです。まずは、現代のゲイの出会いに関する実情を紹介していきます。当事者の方はもちろん、LGBTへの理解を深めたいという方も参考にしてください。

カミングアウトできない

以前に比べてLGBTを理解しようという動きのある日本ですが、まだまだカミングアウトがしづらい現状があります。単純に言いづらいという理由の他に、カミングアウトをすることでそれまでと同じように働けなくなるといった心配などもあるからです。

カミングアウトができなければ、そもそもハッテン場などの出会いの場に行くこともできません。オンラインで出会いを探すにしても、もし個人情報が漏れたりSNSなどに載ることがあれば、望まないカミングアウトになってしまいます。

結婚相談所は出会いの場を作るのはもちろんのこと、カウンセリングの機能も持っているため、カミングアウトの場としてもご利用頂けます。これまでもゲイのマッチングをサポートしてきたカウンセラーだからこそ、ゲイの悩みについて相談にのることができます。安心してカミングアウトできる場としても結婚相談所はご利用頂けます。

ハッテン場には危険もある

古くからゲイの出会いの場としてハッテン場が使われてきました。しかし、ハッテン場とは有料、無料に問わず性行為が目的で集まる場所です。有料のハッテン場はお金を払って入場し、タイプの人を見つけます。しかし、中にはそういった目的ではない公共施設、つまり無料のハッテン場で性行為をするゲイがいることも事実です。周りに不快な思いをさせることもあり、ゲイのイメージを下げることになります。

しかし、有料にしても無料にしてもハッテン場には危険が伴います。性行為目的で訪れる方が多いので、性病のリスクが高いのです。もちろんハッテン場でなくても性病のリスクはありますが、ハッテン場に出入りしている方は不特定多数の相手と関係を持っているため性病にかかる可能性も高いです。

またハッテン場では違法の薬物が出回っている危険性もあります。しっかりとした有料のハッテン場では薬物の持ち込みを徹底的に禁止しており、「見つけ次第退店」と掲げている店も少なくありません。しかし、スタッフの目をかいくぐって薬物を扱っている人や、セキュリティの甘い店を選んでいる方もいます。

このようにハッテン場には思わぬ危険が溢れています。そして、ハッテン場は肉体関係を目当てに訪れる方が多いので、真剣なパートナーを探すのは難しいでしょう。結婚相談所とは求める出会いの質が異なると言えます。

ゲイアプリで出会うのは難しい

今はマッチングアプリで気軽に人に出会うことができますが、ゲイ同士で出会えるマッチングアプリがゲイアプリです。気に行った相手とマッチングすれば、簡単に出会いを作ることができます。しかし、ゲイアプリの落とし穴は肉体関係のみを目的にしていることが多いということ。もちろんあなたが、刹那的な快楽を求めているのであればゲイアプリは十分にあなたの欲望を満たしてくれるでしょう。

しかし、もしあなたが真面目にパートナーを求めているのであれば、ゲイアプリで希望通りの人に出会うのは難しいです。マッチングして簡単に会うことはできても、長期的な関係を築くのが難しく、心身ともにすり減ってしまう方も少なくありません。自分と同じように真面目にパートナー探しをしている方を探すのは効率がよくありません。

日本初のゲイ専門結婚相談所「Bridgeラウンジ」が誕生

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そんなゲイの出会いの場に登場し、話題を読んでいるのが日本初のゲイ専門結婚相談所「ブリッジラウンジ」です。もちろん男女のように結婚という明確なゴールが存在するわけではありませんが、結婚のように生涯を共にすごすパートナーが見つけられるサービスとなっています。いったいどのようなサービスなのか見ていきましょう。

アプリや掲示板では作れない上質で真剣な出会い

他のゲイの出会いサービスと一線を画すのが「出会いの質」です。これまでのゲイの出会いのサービスは、先述したようなハッテン場やマッチングアプリのような「出会いやすさ」を重視したものばかりでした。気軽に出会えるライトさがある代わりに、利用する方の大半は肉体関係が目的です。同じ目的同士であればもちろんいいのですが、真面目にパートナーを探している人からすれば望まない結果になるのは目に見えています。

ではなぜBridgeラウンジではそのような質の高いマッチングを実現することができるのでしょうか。一つは一人ひとりカウンセラーがカウンセリングし、真面目な出会いを求めている方のみに絞って入会してもらっているからです。場合によっては入会を断る場合もあります。そのため同じ目的の方同士をマッチングできるのです。

お一人ずつ将来のビジョンなどを聞いており、親しい未来を思い描いている方同士を紹介しているので、出会ってからもすぐに関係を縮めることが可能です。

安心のゲイアプリ「ブリッジ」を運営してきた会社だからこその安心のサービス作り

Bridgeラウンジが質の高い出会いを提供できるのは、カウンセラーがいるからというだけではありません。もう一つの大きな特徴が、同社が提供しているゲイアプリ「Bridge」です。ゲイアプリで真面目な出会いを難しいと先述しましたが、そんなゲイアプリの中でも真面目な出会いを求めているゲイの方に評判なのがBridgeなのです。

実はBridgeはゲイアプリでありながら、Bridgeラウンジと同じく真剣な出会いをコンセプトに運営されており、徹底した管理体制が行われています。入会の際に個人情報をしっかり確認し、審査を通過しなければ入会もできません。審査の際に提出される個人情報は1ヶ月以内に完全削除されるのも安心です。入会しなければどんな人がいるか見られないため、カミングアウトしていない方も安心して利用できるというのも大きな特徴です。

そして、さらにユーザーのハードルを上げているのが利用料金。1ヶ月5,600円と他のゲイアプリに比べて高額です。長期プランにすれば1ヶ月当たりの料金を下げることができますが、無料で利用できるゲイアプリが多いことを考えると高額であることには変わりません。しかし、この料金体系こそが出会いの質を高めているといっても過言ではありません。肉体関係だけが目的であれば、他に無料のゲイアプリを活用するでしょう。わざわざ高額な料金を払ってBridgeを使うユーザーは真剣に真面目な出会いを求めていなければ登録もしません。また、それだけの料金が払えるだけの経済的余裕があるユーザーしかいないことも出会いの質に寄与していることでしょう。

もちろんただお金がかかるアプリというだけでなく、24時間のパトロールで不適切な写真や文章をチェックして排除するなど、運営側の努力も見られます。プロフィールも細かい設定が可能なため、外見以外で相手を選ぶこともできるのは、パートナー探しにとって便利といえるでしょう。

サービスの流れ

それではどのようにサービスを受けていくのか流れを紹介していきましょう。

まずは予約をしてラウンジに来店

まずは事前にカウンセリングの予約をし、ラウンジに足を運んでもらいます。当日予約も受け付けているので、必ず予約を忘れないようにしましょう。カウンセラーと将来のビジョンや希望の相手について話したり、サービスの内容について説明を聞いたりしながらマッチングのイメージを深めていきます。Bridgeラウンジでは真剣な恋愛を希望している方のサービスなので、場合によってはこの時点で入会を断られる場合もあります。

入会手続きと個人情報の登録

サービス内容に納得がいけば、実際に入会手続きを行います。この際に詳細なプロフィールを作成しながら、個人情報の登録を行います。個人を証明する書類が必要になるため、ラウンジを訪れる際には独身証明書や個人が特定できる書類を忘れずに持っていきましょう。

紹介された相手を見ながらお見合い相手を探す

無事、入会を果たした後は月に1度は、メールで相手が紹介されてきます。月に最低一人は紹介されるので安心してください。メールを受けてから3日以内に会うかどうかの返事をし、お互いの会う意思が確認できればお見合いの設定に入ります。恋愛は出会わなければ始まらないため、Bridgeラウンジでは月に1度以上のお見合いを推奨しています。

お互いにマッチした人がいたら遂にお見合い

双方の会う意思が確認できたら、予定を調整して15分のお見合いを行います。行うのはラウンジ内のブースです。最初の5分間はコンサルタントが同席し、二人が話しやすいような環境を整えます。残りの10分間を使い、相手のシートを見て二人でご自由にお話し頂きます。シートはプロフィールと相手へのフリーコメント欄で構成されていますが、開示する情報は事前に選択可能です。また、このタイミングでは連絡先を交換しないので安心してお話しください。

お見合いの後のフィードバック

15分のお見合いの後は1度別々の部屋に戻り、相手への感触をフィードバック用紙に記入してもらいます。もしお見合い自体がうまくいかない場合も、フィードバックをすることでそれからのマッチングの精度を挙げれるため、細かくに記入してください。そして最後に相手と知り合いになるかどうかを選んでもらいます。

お互いOKなら一緒にラウンジを後に

お互いの合意がとれた場合には、お二人でラウンジを後にしてもらいます。その後はカフェに行くなり、帰りの道のりで連絡先を交換して頂くなり自由となります。まだ、知り合いになったばかりなので、時間をかけてお二人で関係を築いていってください。Bridgeラウンジには一般的な結婚相談所のような成婚料というものは発生しないので、お二人が納得して頂いたタイミングが成婚とみなしております。その際にはラウンジとしてもお祝いさせてください。

断る場合もカウンセラーを通すのでご安心を

お見合いの際に、もし仮にどちらかが「違う」と思った場合は、カウンセラーを通してその旨を相手に伝えます。帰る際もタイミングをずらして別々に返って頂くので、お二人が顔をあわせることはありません。お断りする方もされる方も精神的な負担を減らすような仕組みを作っています。

ニーズに合わせた2つのプラン

Bridgeラウンジでは「シンプルコース」と「ラグジュアリーコース」の2つのプランをご用意しています。登録料30,000円と初期費用90,000円はどちらのプランでも変わりません。2つのプランで異なるのは月会費がシンプルコースは12,000円で、ラグジュアリーコースでは15,000円であること。

それにより何が異なるかというと、マッチングアプリでの紹介人数です。Bridgeラウンジを利用すると、自動的にマッチングアプリのBridgeも利用できるようになるのですが、シンプルコースではアプリ上の紹介が毎日1人、ラグジュアリーコースでは毎日3人となります。

つまり、シンプルコースなら月に約30人、ラグジュアリーコースなら月に約90人の相手を紹介してくれることになります。そのほかに、あなたのプロフィールや相手の好みを見ながら人の手を介して月に1人紹介してくれるのは、どちらのプランでも変わりません。もし紹介がない場合には、その月の月額料を請求しないという徹底ぶりです。

アプリ上の紹介人数という小さな違いですが、3,000円で3倍のチャンスを得られるとラグジュアリーコースの方が人気が高いです。またラグジュアリーコースには、オプションでデートのセッテイングサービスも依頼できます。これは希望の相手やお店を伝えると、会員の中から希望に添う方を探してハンドメイドでデートをセッティングしてくれるサービスです。デート後にはしっかりフィードバックを行い、次回のデートやお見合いの精度が高められるサービスとなっています。15分のお見合いでは短いと感じる方に好評のオプションサービスです。

別の事業もしている会社だから恥ずかしくない

良質な出会いを提供してくれるBridgeラウンジですが、リアルな出会いの場であるからこその心配があります。それはBridgeラウンジを訪れるところを見られることで、望まぬカミングアウトになってしまうのではないかということ。これはハッテン場など、リアルでの出会いの場全てに言えることですが、カミングアウトしていない方にとってはこれが理由で出会いが作れないケースもあります。

しかし、Bridgeラウンジに関しては安心してください。Bridgeラウンジを運営しているxxx株式会社(エイジィ株式会社)は、ゲイ向けのサービスの他にもさまざまな事業を展開しており、普段から多くの方が出入りしています。実際にカウンセリングやお見合いをするのもオフィス内の応接室なので、会話を聞かなければ望まぬカミングアウトになることはありません。もちろんオフィスといっても執務的な雰囲気ではなく、ホテルのラウンジのようなおしゃれな雰囲気なので、お見合いの雰囲気を崩すことがないのも安心です。

増えつつある同性パートナーシップを導入する自治体

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結婚相談所と名乗るBridgeラウンジですが、残念ながら今のところ日本では同性の結婚が認められていません。しかし、その代わりに最近では同性パートナーシップを導入する自治体も増えてきました。Bridgeラウンジでも同性パートナーシップの案内をしています。最後は同性パートナーシップとはどのようなものかみていきましょう。

事実婚とは異なる同性パートナシップ

同性パートナーシップを同性婚と同じように捉えている方もいますが、2つの決定的な違いは法的に認められているかどうか。同性婚は法的な効力があるため、夫婦と同じような保障をうけることができますが、同性パートナーシップには法的に認められていないため保障が受けられない場合も多いです。

また同性婚が国を上げて認めているのに対し、同性パートナーシップは自治体が定めているため、そのルールなども自治体ごとにまちまちです。渋谷区のように「条例」、つまり「みんなのルール」にしている自治体もあれば、「要項」つまり「マニュアル」として発表している自治体も少なくありません。要項の場合は「区として認めます」ということで、何かしらの権利が発生するわけではないということです。

日本で初めて制定された渋谷区の同性パートナシップ

では条例で定められた同性パートナーシップではどうなのか、日本で初めて同性パートナーシップを導入した渋谷区を例に見てみましょう。渋谷区の同性パートナーシップ条例は異性カップルでいう「事実婚」に限りなく近い権利を認めるものです。事実婚は法的には夫婦でないものの、健康保険や遺族保障年金の申し出など、社会的な精度では配偶者と同等の権利が認められます。

渋谷区でも同性パートナーシップの証明書があれば、区内の事業社に限りますが最大限の配慮が得られます。例えば住居の賃貸契約や、病院の面会を戸籍上の家族でないことを理由に断られた場合は、区が是正勧告した上で事業者名を公表できます。地域的な限定はあるものの同性カップルにとっては住みやすくなるでしょう。

しかし、その一方で法的な拘束力がないために、税制では配偶者控除が受けられないという点ではまだまだ改善の余地が見られるでしょう。また渋谷区でパートナシップシップ制度を申請するには、公正証書が必要になり約8万円の費用が必要になります。これには経済的な負担が大きいとの声も上がっています。また、申請してから証明書が発行されるまでに1週間ほどかかります。他の地域では無料で即日発行してくれる地域もあるため、改善を期待する声も少なくありません。

増え続ける同性パートナーシップを導入する自治体

2015年11月に渋谷区が日本で初めて同性パートナーシップを導入しましたが、その動きは全国的に広まっています。2019年4月には熊本県熊本市や大阪府堺市をはじめ、全国で9もの自治体が一斉に同性パートナーシップを導入して、爆発的に広がりを見せています。これにより同性パートナーシップを導入した自治体がある県は全国で12県にのぼります。

しかし、その一方で同性パートナーシップのあり方に疑問の声が上がっているのも事実です。先述したように同性パートナーシップの導入を宣言している自治体の中には、あくまでマニュアルとして発行しているだけで、特に効力があるわけではないという自治体も多いためです。申請をしたからといって具体的なメリットがあるわけではないことに疑問を感じている当事者も少なくありません。

今後も導入する自治体が増えることは予想されますが、今後の注目されるのはその中身になっていくことでしょう。

同性パートナーシップはLGBTが暮らしやすい社会へのきっかけでしかない

まだまだ課題の残る同性パートナーシップですが、全国的にその活動が広がったことは決して無駄ではありません。導入したことで、それまでLGBTの存在すら知らなかった人たちが、その存在や悩みを抱えていることを知るきっかけになったと話す自治体もあります。当事者たちの声を聞きながら、今後より制度をブラッシュアップしていくと話す自治体もあります。

同性パートナーシップを導入したからといって、すぐにLGBTが住みやすい社会になるわけではありませんが、住民たちに理解してもらいやすくなったことは大きな前進と言えるでしょう。この活動がきっかけとなって、日本でも法的に同性婚が認められる時代も訪れるかもしれません。

結婚相談所で生涯のパートナーを見つけよう

日本はまだまだLGBTにとって住みやすい国ではないかもしれませんが、少しずつでも住みやすい国に近づいているのは確かです。そんな時代だからこそ、しっかり人生を共有できるパートナーを見つけて、男女の夫婦と変わらない幸せな家庭を築きましょう。

Bridgeラウンジは法的な「結婚」というゴールがないだけで、通常の結婚相談所とは変わりありません。真面目に恋愛相手を探している方、もしくはこれまでカミングアウトできずに恋活もできなかったことは、Bridgeラウンジで自分らしい婚活をはじめてみてはいかがでしょうか。

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