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03.同性愛にどうしてなるの?

「人はなぜ同性愛者に生まれるのか」という興味深いページもあります。

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先天的か後天的かは不明である。

(同:46〜49ページ) 結果から言ってしまえば、現状では「よく分からない」ということなのですが、 このように考えてみると確かになぜかは気になること。 同性愛を科学の観点から著した本にサイモン・ルベイの『クィア・サイエンス―同性愛をめぐる科学言説の変遷』がある。 遺伝子、ホルモン、脳、心理学など様々な観点から検証が行われているようです。 その中で明らかになったことがあります。 それは「同性愛者と異性愛者で脳の一部に明らかな違いが見つかった」ということ。 これは生物学的な事実であり、単に「遊び」のような感覚で同性愛をしているわけではないという根拠にもなっています。 しかしそれが生まれつきのものなのか、後天的なものなのかは未だに「不明」です。 遺伝や生まれ育った環境要因なども「関与していないとは言えない」という状態です。 科学の発達で徐々に解明されていくのを待ちます。

04.まとめ

職場における環境はLGBTにとって、まだ優しいものとは言えないのが現状です。

しかし中にはこの問題に取り組み始めている企業もあります。 (その企業の活動も本の中で解説されています。)

LGBTでない人にとってはもちろん勉強になる本ではありますが、 LGBTにとても大変勉強になる本です。 読んでみると「意外と知らなかった…!」という発見が多くあります。 自分たちの境遇を知るという意味で、是非LGBTに関わる人には読んだらいいのではないでしょうか。

 

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