ゲイ専用結婚相談所の現場から生まれた、“しあわせ”のかたちを見つめる一冊
ゲイ専用結婚相談所「ブリッジラウンジ」店長である、田岡智美さんが、初のエッセイ集『素敵なご縁に恵まれて結婚やめました』をKADOKAWAより2025年5月21日(水)に発売します。
(C)Tomomi Taoka / Risako Shiba(カバーイラスト) / KADOKAWA 2025

2025年5月21日発売|Amazon詳細をみる
「異性愛者の結婚相談所」と「ゲイ専用結婚相談所」両方の婚活現場で多くのご縁と向き合ってきた田岡さんが、一人ひとりの歩みに関わる中で、自らの在り方も見つめ直し、辿り着いた「幸せのカタチ」を綴る。
著者・田岡さん自身は異性愛者でありながら、ゲイの出会いサポートに9年携わってきた人物。
日々、真剣に「出会い」と「これから」に向き合う男性同士の声に耳を傾け、人生のパートナー探しをサポートしてきました。
本書は、その現場での経験をもとに綴られたものです。
一人ひとりの背景や気持ち、言葉の奥にある想いに触れる中で、マジョリティである著者が「知らなかったこと」「見えていなかったこと」に出会い、静かに価値観が揺らいでいく姿が描かれています。
異性愛者である著者は、日々出会うゲイたちの生き方や言葉を通じて、「自分も誰かを枠にはめていたかもしれない」とふと立ち止まります。
そんな心の揺らぎもまた、本書のひとつの層として描かれています。
もちろん、すべての人の思いや背景を語り尽くせるわけではありませんので、「自分とは違う」と感じる読者もいるかもしれません。
それでも、長く寄り添ってきた現場だからこそ拾えた“ひとつの声”が、本書には確かに刻まれています。
本書のもう一つの魅力は、「しあわせ」や「結婚」という言葉の輪郭を、自らの経験を通して問い直していることです。
マジョリティの立場で歩んできた著者が、選ばなかった選択や、立ち止まった場面と向き合いながら、「この先どう生きていくか」を静かに考えていきます。
いわゆる“普通”や“当たり前”にとらわれず、自分自身の価値観で見つけていく「しあわせのカタチ」。
その模索の過程は、誰かの生き方を否定することなく、そっと差し出された問いかけのように読者に届くはずです。
この本は、「ゲイの人のための本」でも、当事者の声を置き去りにしたまま語られる物語でもありません。
「自分のしあわせを考えたい人」に向けた一冊です。
穏やかな日常の中に埋もれていた違和感や問いをすくい上げながら、言葉にしてこなかった感情と向き合う時間。
その先に、自分の価値観をそっと揺らす何かが見つかるかもしれません。
【書籍情報】
タイトル:素敵なご縁に恵まれて結婚やめました
著者:田岡智美
発売日:2025年5月21日(水)
出版社:KADOKAWA

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