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みなさんは【しぶやレインボー宣言】を知っているだろうか。

【しぶやレインボー宣言】を行うとLGBTアライ(=Ally)宣言をし、渋谷区のLGBTダイバーシティ&インクルージョン推進のシンボルマークをあしらった「しぶやレインボー宣言」POPを設置することができる。

POP
渋谷区は、「ちがいを ちからに 変える街。渋谷区」をスローガンに掲げ、ダイバーシティ&インクルージョンを成熟した国際都市になるために欠かせない原動力と位置づけ、渋谷区に関わる誰もが性別、人種、障害の有無などにとらわれず尊重し合える共生社会をめざしている。

【しぶやレインボー宣言】などを含む条例を統括している渋谷男女平等・ダイバーシティセンター<アイリス>にはステッカーや冊子も置いてあり、キャリア支援なども行っている。

ステッカー

LGBTが安心して暮らし、働ける社会作りの推進の一歩として、理解と支援の輪を可視化、拡大することを目的とし、LGBTアライ(=Ally)宣言を行う渋谷区内の民間企業・事業所・店舗に対して渋谷区のLGBTダイバーシティ&インクルージョン推進のシンボルマークをあしらった【しぶやレインボー宣言】POPを交付している。

【しぶやレインボー宣言】POPやステッカーにあるマークは渋谷区の花「ハナショウブ」に、性の多様性を祝福する6色のレインボーをあしらったものである。
「ハナショウブ」とは…

ハナショウブは学名で「Iris ensata」と記されています。
ギリシャ語で虹の意味を持つ「Iris(アイリス)」と剣形のという意味になる「ensata」という単語を合わせています。Iris(虹)には、神話に登場するゼウスの妻に仕えていたイリスがヘラから7色の首輪を授かったことで「虹の女神」とされていることに由来しています。
引用:Green Snap

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当メディアFlag(フラッグ)を運営しているxxx株式会社(エイジィ株式会社)もLGBTアライ宣言をし、「しぶやレインボー宣言」POPの設置をしている。

xxx株式会社(エイジィ株式会社)はLGBTフレンドリー企業として評価されており、運営しているサービスは以下がある。
Bridge:ゲイ向けマッチングアプリ
ブリッジラウンジ:ゲイ専用結婚相談所
Flag:LGBTニュースメディア

※LGBTとは性的少数者の総称として使用しています。
※「しぶやレインボー宣言」はLGBTの取り組み推進の前提条件を満たしているかを示しており、各事業所の取り組み内容全体を保障する検定や認証といったものではありません。

しぶやレインボー宣言とは・・・

渋谷区基本構想「ちがいを ちからに 変える街。渋谷区」に則り、男女平等にとどまらず、性的指向や性自認、性表現による差別や偏見のない、多様な性の共同参画社会を目指し、LGBTアライ(Ally)宣言をすること、宣言のための3条件は下記の通りである。
1、 すべての顧客に対する 平等かつ誠意ある対応の約束
提供する商品・サービスにおいて、顧客の性別、性自認や性的指向、性表現による差別を行わない。顧客から性別、性自認や性的指向に起因する問題指摘や相談があった場合、誠意をもって対応すること。

2、 すべての従業員に対する 平等かつ誠意ある対応の約束
従業員の性別、性自認や性的指向、性表現による差別を行わない(採用含む)。従業員から性別、性自認や性的指向に起因する問題指摘や相談があった場合、誠意をもって対応すること。

3、 誰もが自認する性にもとづいて、望むトイレが利用できる環境づくりの約束
誰もが自認する性に基づいて、望むトイレが利用できるように理解作りに努める。(顧客向け、従業員向けにトイレの設備がある場合)また現在、性別によらず利用できるトイレがあること。

渋谷区の取り組み

渋谷区ではLGBTQの考え方から、SOGIE(ソジ―)の考え方へ大きくシフトしている。



■性の多様性は、LGBTQ からSOGIE にシフト■

【LGBTQ(LGBT、LGBTQ+、LGBTQA等と表記する場合も)

Lesbian:レズビアン…女性として女性が好きな人
Gay:ゲイ…男性として男性が好きな人
Bisexual:バイセクシュアル…異性も同性も好きになる人
Transgender:トランスジェンダー…心と体の性に不一致/違和を感じる人
Questioning/Queer:クエスチョニング/クィア…自身の性のありようについて迷いがあり、決められない。
もしくは決めたくない。

【SOGIE(ソジー)】

SOSexual Orientation…性的指向
GIGender Identity…性自認
GEGender Expression…ジェンダー表現



LGBTQが性的少数者という「人」を表している一方、SOGIEはすべての人の性のありようを尊重することを通じて、「あらゆる性差別の無い社会を作ろう」という考え方が背景にあり、世界的な潮流は男女二元論的なジェンダー平等から、SOGIEの考え方に基づく公正な社会づくりに大きくシフトしている。

平成27(2015)年4月1日に「渋谷区男女平等及び多様性を尊重する社会を推進する条例」が施行され、この条例の施策の1つにパートナーシップ証明が行われるようになった。

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渋谷区男女平等及び多様性を尊重する社会を推進する条例

【目的】
人が人として尊重され、誰もが自分の能力を活かしていきいきと生きることができる、差別のない社会づくりを通じて、渋谷のまちに係るすべての人があらゆる分野に参画できる、成熟した地域共生社会を実現すること。

【基本理念】
「男女の人権の尊重」と「性的少数者の人権の尊重」

【責務】
渋谷区と区民・事業者は、あらゆる人の人権を尊重する責務を負う。
責務:責任と義務のこと。
区民:渋谷区内にある会社や事務所、店などに勤務する人や、渋谷区内の学校に通っている人も含む。

【施策】
・教育や環境整備、支援など目的を達成するために必要な計画を定めて、全庁的な実行を促す。
・「渋谷区男女平等・多様性社会推進行動計画進捗状況報告書」の作成と公表。
・令和3(2021)年よりさらなる取組促進を目的として、「多様な性のあり方『SOGIE』に配慮した職員向け行動指針」も策定。

前文に、「現代のグローバル社会では、一人ひとりの違いが新たな価値の創造と活力を生むことが期待されている。」とあるが、日本の国民性として【みんなと同じじゃないとダメ】という思想が根強く残っている。
この国民性を打破するために、国や自治体の決まりが必要なのだ。
鶏か卵か論争になると思われるが、このような条例が定められることでより声も多くなり、国民一人一人の考え方も変わるのではないだろうか。

法

渋谷区パートナーシップ証明

渋谷区のパートナーシップ証明は、日本で最初の取り組みである。
上記の「渋谷区男女平等及び多様性を尊重する社会を推進する条例」に基づき、同性同士のカップルを婚姻と異ならない実質を備えたパートナー同士として区が証明するものである。
対象者の要件
●渋谷区に居住し、住民登録があること
●20歳以上
●配偶者がいないこと、そして相手方当事者以外のパートナーがいないこと

必要な書類
● 任意後見契約に係る公正証書(パートナーが互いにつくった、相手を任意後見人の一人とする任意後見契約書)
●合意契約に係る公正証書(公正証書でつくった、共同生活に関する合意書)
パートナーシップが広まるだけでなく、同性婚が可決されることを切に願いながらも、現行の婚姻制度が現代に合っていないという声も多い。
婚姻制度や戸籍制度をも見直し、誰もが自分らしく暮らせる社会になるよう、声を上げていきたい。


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