ユニクロのCMから「広告の役割」を考える。

ユニクロの新CMでは「日常」が描かれている。

※この記事はユニクロの商品や、ユニクロを展開するファーストリテイリングについては言及しません。


21SSLifeとWear/エアリズムインナー篇60秒


 

一緒に起きて、食べて、泣いて笑って、寝る。

ただそれだけの「日常」が描かれている。

 

広告とアンコンシャス・バイアス

 

広告には「認知拡大」と「購買意欲増進」の役割がある。

それと共に、広告のイメージを消費者に植え付ける可能性もある。

そのイメージがアンコンシャス・バイアスになり得るのだ。

 

アンコンシャス・バイアスは、「無意識の思い込み、偏見」と訳され、誰かと話すときや接するときに、これまでに経験したことや、見聞きしたことに照らし合わせて、「この人は○○だからこうだろう」「ふつう○○だからこうだろう」というように、あらゆるものを「自分なりに解釈する」という脳の機能によって引き起こされるものです。

 

引用:日本労働組合総連合会

https://www.jtuc-rengo.or.jp/action/diversity/

例えば、

・ラブストーリー=異性愛

・脱毛の広告「毛のせいで振られた」=毛があるとモテない

・化粧品=女性のモノ

・力仕事=男性の仕事だから女性に頼まない

などである。

 

そんな、アンコンシャス・バイアスが植え付けられるのも、払拭するのも、疑問視するのも広告の役割であると思う。

 

”大切なパートナーとの日常”

これは多くの人が異性の恋人、家族を想像してしまう。


[JT CM] 「想うた 夫婦を想う」篇(60秒) 【公式】


自分にとっての”大切なパートナー”は同性の恋人でも、異性の友達でも、人間じゃなくても大切であれば良いのだ。

カテゴライズやマジョリティが足枷(あしかせ)になって大切にできない状況になってはいけない。

 

広告で陥るバイアス

 

今回のユニクロの広告は、

キスをしたり、女優の綾瀬はるかさんが「記念日ですか?」と質問するシーンから2人はカップルであると分かるCMになっている。

 

もちろん、温かい気持ちになる幸せな「日常」を切り取った動画である。

しかし、ジェンダーやセクシュアリティの問題は深刻であることも忘れてはいけない。

 

”どんなカップルも幸せに暮らしている”

これがバイアスである。

不正解ではないが、差別的な発言や制度の不備がないことにされてはいけない。

 

理想であり、CMで描かれているような幸せなカップルが増えたら、この国で生きることが苦しいと思わないようになると私は思う。

 

今後の広告の役割

広告は今後どんな役割を担うべきだろうか。

SDGsやダイバーシティ&インクルージョンなどが広まっていく中で、意味を理解せず言葉だけが先行しているようにも見える。

 

SDGsはSustainable Developement Goalsの略であり、2016年から2030年にかけて達成する持続可能な開発目標である。

https://www.unic.or.jp/activities/economic_social_development
/sustainable_development/2030agenda/sdgs_logo/

 

セクシュアルマイノリティに関しての目標は掲げられていないが「すべての人」「不平等をなくそう」という文言にLGBTQ+についての目標は含まれているそうだ。

 

広告で「SDGs」という単語を表示するのでは何も浸透せず、広告の意味がない。

言葉や動作、音楽や色合いなどで心を動かすのが広告であると私は考える。

 

パンテーンや今回のユニクロのような広告が増え、

「いろいろな人のいろいろな幸せがある」という良い意味でのアンコンシャス・バイアスが広まっていくことを願う。

 


人の数だけ幸せのカタチがある。

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