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「X-MEN」シリーズや「ホビット」シリーズなど数々の映画や舞台に出演し、自身も同性愛者であることをオープンにしている俳優のイアン・マッケランがハフィントン・ポストの取材に答えた。

ハフィントン・ポスト側の「欧米と比較すると、日本はまだまだLGBTに対して、社会的な合意まで至らない」という現状を伝えると、イアン・マッケランは下記のように答えた。

あるがままの自分としての性的指向を表現することを、社会が抑圧するのは不公平だ。LGBTが正直に性的指向を公言できないと、その人は社会に十分貢献できないことになる。カミングアウトできれば、人生はよりよいものになり、家族や友人の人生もよくなって、社会をよりよくすることにつながる。だから日本がLGBTを受け入れ、自己表現することで彼らが貢献できるような社会になることを願っています。ハフィントン・ポスト2016/03/17)

また、イアン・マッケランはゲイであることをオープンにして以来、LGBTの権利運動にも積極的に参加してきた。そのことに関連付けて、記者が「自身の果たした役割も多かったのでは」という指摘をしたことに対して、以下のように語った。

カミングアウトして、自分に対して誠実、正直になれた。兄弟や友人にも「よりよい存在」になれた。(中略)この運動にはたくさんのヒーローがいる。僕は自分が出来ることを、楽しみながらやっただけだよ。(前掲)

海外では俳優やミュージシャン、経営者などの有名人が積極的にカミングアウトやLGBTについてコメントすることで、大衆への理解促進にも繋がっている。

そして、日本でも徐々にカミングアウトが広まりつつある流れだ。海外とのギャップを少しずつ埋めていきたい。

画像は自身のウェブサイト(http://www.mckellen.com/)より

 

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