関心高まる トランスジェンダーへの権利運動

米国で「トランスジェンダー」(心と身体の性が一致しない人)の権利に関して議論が高まっている。

2014年に運転免許の更新をしようと州の事務所を訪れたところ、「化粧とカツラを取らない限り、写真撮影はできない」と拒否された。「他の女性には要求しないのにおかしい」と抗議しても、取り合ってもらえず、その日は帰るしかなかった。(朝日新聞2016年1月26日)

同性婚が可能となったアメリカだが、トランスジェンダーへの理解はまだまだ進んでいない。LGBT運動に関しては「ゲイライツ(同性愛者への権利運動)」という言葉が一般的になっている通り、心と身体が一致しない人たちへの関心は必ずしも高まらなかった(前掲)。

当媒体でも指摘した通り、「LGB」と「T」ではアイデンティティの面から扱っている論点が若干ずれることがある。それ故、「LGB」の人たち自身も「T」に関しての理解が不足している場合も多い。トランスジェンダーというと、テレビのタレントのイメージも日本では根強い。そのために間違った見方をしている人もいるだろう。自分の狭い知識や世間のステレオタイプで判断するのではなく、目の前の「その人」自身を見て考えることが必要だ。

 

one: LGBTの当事者としてFlag編集部に携わる。LGBTの人生・キャリアに関連した記事を中心に執筆。ご意見・ご連絡はこちらまで:info@rainbowflag.jp