民主党をはじめとする野党中心の検討チームが「性的少数者への差別禁止」を盛り込んだ法案を来年の国会で提出する。
渋谷区や世田谷区などにはじまり、ついに国でもLGBTの問題が議論されることとなる。
朝日新聞によると、以下のような条項を設けるようだ。
禁じるのは、恋愛感情がどの性別に向かうかの「性的指向」と、自分の性別をどう認識するかの「性自認」を理由にした差別だ。性的少数者でない人への臆測に基づく差別も対象になる。
学校では教職員や子どもへの啓発、相談体制の整備を義務づける。事業主にも研修などを通じ、職場環境の整備を義務づける。同性パートナーの権利を保障する制度について検討する、との条項も設ける方向だ。
(2015年12月21日05時00分 朝日新聞)
人権の問題から考えても「差別」は決して許されるものではない。海老名市議の「異常動物」発言で注目されたが、いまだにこうした心無い言葉が日常的に繰り返されている現状がある。
「差別禁止」というと一気に「触れてはいけない問題」のような雰囲気になるが、決してそうではない。これをきっかけに多くの人に現状を知ってもらい、理解を深めるきっかけにして欲しい。