2019年2月14日より、全ての人が性別を問わず結婚できるよう求める「結婚の自由をすべての人に」という訴訟が始まりました。
この訴訟では、京都、香川、愛知に住む3組6人の同性カップルが、同性婚を認めない民法や戸籍法の規定は憲法に反すると主張しています。
さらに、国会が同性婚を認める法律を制定しなかったため精神的苦痛を受けたとして、1人あたり100万円の損害賠償を国に求め、現在5つの地方裁判所で訴訟が行われています。
「結婚の自由をすべての人に」訴訟は、同性カップルが法律上結婚できないのは憲法違反だと訴える、日本で初めての裁判です。
東京高等裁判所にて控訴審判決
「結婚の自由をすべての人に」東京第1次訴訟では、2024年10月30日、東京高等裁判所にて控訴審の判決が出る予定です。
この裁判が始まってから5年8ヶ月、東京地裁での判決からは1年11ヶ月が経ち、ついに高裁判決の日を迎えます。
全国で進められているこの訴訟のうち、札幌、東京（第1次・第2次）、名古屋、大阪、福岡の6つの地方裁判所ではすでに判決が出ており、2024年3月には札幌高等裁判所でも憲法違反の判決が下されました。この東京高裁判決は、札幌に続く2例目の高裁での判決となります。
判決後には記者会見と報告会が予定されています。
【判決日詳細】
日時：2024年10月30日（水）10:00～
場所：東京高等裁判所 101号法廷
事件番号・事件名：令和5年（ネ）第292号 国家賠償請求控訴事件
※傍聴について
多くの傍聴希望者が見込まれているため、当日裁判所で整理券が配布され、抽選が行われる予定です。
詳細については、裁判所の公式サイトをご確認ください。
http:// https://www.courts.go.jp/app/botyokoufu_jp/list?id=6
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