タイ政府は、「いいふうふの日」と謳われる11月21日、ゲイやレズビアンなど同性カップルにも男女夫婦と同等の婚姻を認める「平等婚」の法案を、閣議にて承認された。
12月の議会で審議に入り、成立する見通しとなっている。
ゲイ・レズビアンカップルの婚姻について
タイではこれまでに幾度にわたり、同性カップルの婚姻に関する法案が閣議決定されてきたが、成立にはおよばず現在に至っている。
以前、前政権の前進党が提案した婚姻平等法案ではなく、「シビルパートナーシップ法」という同性パートナー法を推進していると報じられたが、実現は叶わず。
しかし、今年5月の総選挙の結果、同性カップルの権利を擁護する勢力が依然と比較し多数を占めており、成立の可能性について報じられている。
ただし、成立に伴い方、審議の長期化が予想されている。
今回の「平等婚」の法案は、民事商事法典の婚約および婚姻に関する法律の「男性」「女性」を「人」に、「夫婦」を「配偶者」「パートナー」に改訂するものであり、完全に婚姻平等の法案である。
内閣は国務院に対し、同性結婚した配偶者がパートナーが残した遺産を受け取る権利を得られるよう、他の法律も改正するよう求めている。
アジアで2番目となる同性婚実現に向けて
これまで何度かタイで同性婚が実現しそうだというニュースが報じられたが、いよいよ、婚姻平等の実現が視野に入ってきたと言える。
アジアで2番目の同性婚承認国として、あと一歩のところまで近づいている。