同性婚の法制化について
日本では、同性婚は認められていない。
本来であれば憲法で守られるべき個人の尊厳が侵害されており、人権侵害にあたると考えられているが今日まで同性婚の法制化に至っていない。
この現状において、京都、香川、愛知3府県に住む3組6人の同性カップルが、同性婚を認めない民法や戸籍法の規定は憲法に反するとして、国会が同性婚を認める立法を怠ったために精神的苦痛を受けたとして、1人100万円の損害賠償を国に求めるため、現在5地裁にて裁判が行われている。
5か所目、九州での判決日が確定
現在、5地裁にて裁判が行われており、6月8日(木)、福岡地裁にて判決が言い渡される。
5月30日の名古屋地裁に続き、福岡地裁の判決により、全5地裁で判決が出揃うため注目が高まっている。
これまで3地裁、札幌地裁、大阪地裁、東京地裁では司法判断が言い渡され、札幌地裁と東京地裁では「違憲」および「違憲状態」と判決、大阪地裁では「合憲」と判決されている。
残りの2地裁、名古屋地裁、福岡地裁の判決は、日本国内の同性婚を押し進める風向きに大きな影響を与えるのは間違いないだろう。
<名古屋地裁>
日時:2023年5月30日(火)14時
場所:名古屋地方裁判所 1号法廷
住所:愛知県名古屋市中区三の丸1-4-1
アクセス:市営地下鉄名城線市役所駅(5番出口経由)から西へ徒歩10分/市営地下鉄鶴舞線丸の内駅(1番出口経由)から北へ徒歩10分
スケジュール
14:00 法廷で判決言渡し
14:30 裁判所前で旗出し
<福岡地裁>
日時:2023年6月8日(木)午前11時
場所:福岡地方裁判所 第101号法廷
住所:福岡県福岡市中央区六本松4-2-4
アクセス:市営地下鉄六本松駅①番出口から徒歩約3分
スケジュール
10:00 傍聴整理券配布開始
11:00 開廷 @福岡地方裁判所 第101号法廷
13:30 記者会見 @弁護士会館
14:30 報告集会 @弁護士会館
現在、各報道において、同性婚賛成の声は7割を越える以上、同性婚への法制化に着手するまで時間をかけるわけにはいかないだろう。
同性婚を待ち望むゲイカップル、レズビアンカップルなど同性カップルに選択の自由が与えられるよう、残りの2地裁の判決におおいに期待する。