2023年2月17日、欧州に位置するアンドラにてゲイやレズビアンなどの同性婚が実現した。
アンドラはスロベニアに続き、欧州で19番目および世界で34番目の同性婚の承認国となった。
フランスとスペインの間にある世界で最も小さな国の一つであるアンドラ公国では、2014年にシビルユニオンが施行されていたが、LGBTコミュニティの要求もあり、2020年3月、政府が同性婚を法制化する旨が伝えられた。
その後、2022年7月21日、同性婚を認めるよう家族法の修正に関する改正法案が議会で承認され、8月17日にフランスのエマニュエル・マクロン大統領によって公布され、2023年2月17日から施行された。
昨年夏の投票に先立ち、アンドラ公国の民主党議員団長のカルレス・エンセニャットは、家族法のアップデートを「みんなのための法」であること、「公民権の自由な発展を保証し、その成功の基礎を多様な家族に置く近代国家の法」であると述べた。
同性婚の実現だけでなく、家族法は法的な性別と氏名の変更の方法についても改正が行われた。
次々に同性婚は各国にて実現されているなか、今年5月のG7広島サミットにて議長国を務める日本ではいまだに同性婚は認められていない。
世界は着実に歩みを進めている今、時代の変化と共にゲイ、レズビアンなどセクシャルマイノリティの同性婚の実現に向け、今こそ変わるべきではないだろうか。