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11月20日(木)、「work with Pride 2022」の開催が決定した。

今年のテーマは、「企業から変える。LGBTQ+にとって平等/公平な社会とは?」

3年ぶりの現地開催会場となる経団連会館・国際会議場では、タレントのryuchell氏による基調講演と開会挨拶(※調整中)のほか、各界業種からのゲストを招きパネルディスカッションの実施が予定されている。

また、LGBTQ+に関する社内施策の評価指標である「PRIDE指標 2022」の認定企業の表彰およびベストプラクティスとしての最新事例も発表予定だ。

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「work with Pride」とは

企業などの団体において、レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダーなど性的マイノリティに関するダイバーシティ、マネジメントの促進および定着を支援する任意団体である。

2012年、日本アイ・ビー・エム株式会社、国際NGOヒューマン・ライツ・ウォッチ、NPO法人グッド・エイジング・エールズにて共同で、日本での性的マイノリティの支援に関するセミナーを企画したことから始まった。

後に、LGBTQ+当事者が中心になって活動しているNPO法人虹色ダイバーシティが加わりましたが、2017年に脱退している。

現在は、毎年企業による実行委員会を組成し、NPO法人グッド・エイジング・エールズが事務局を務める体制で運営が行われている。

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「work with Pride」の目的

work with Prideの目的は、日本企業内でLGBTQ+の人々が、自分らしく働ける職場を実現するために情報提供し、各企業が積極的に実現に向けた取り組みへ後押しである。

目的達成のために、work with Prideでは年に一回、企業・団体の人事・人権・ダイバーシティ担当者を主な対象に、LGBTQ+に関するカンファレンスを開催している。

LGBTQ+に関する法整備において、OECD加盟国の中で日本はワースト2位と世界的に遅れをとっている。

企業にとって多様な人材確保・定着のため「ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン」(Diversity, Equity & Inclusion)の考え方が広まっている。

一方、職場における制度の未整備やLGBTQ+への理解の遅れを理由に、優秀な人材の流出やSOGIハラなどの問題も依然として発生しているなか、企業による具体的な取組みや環境整備の重要性が増しているにも関わらず、企業側は「何をどのように取り組むべきか」が分からず、社内への浸透への行動ができない課題がある。

この現状を受け、今年の「work with Pride」は、「企業から変える。LGBTQ+にとって平等/公平な社会とは?」をテーマに掲げ、昨年新たに導入したPRIDE指標「レインボー認定」の企業の表彰や、「work with Pride 2022」実行委員会の参画企業の従業員を対象に実施した初の意識調査の速報発表は予定されている。

パネルディスカッションでは、「企業と同性婚」「企業とトランスジェンダー」をテーマに、アクサ生命保険株式会社の代表取締役社長兼CEO安渕聖司氏、NTTグループ ダイバーシティ推進室担当課長の上村雄亮氏、KDDI株式会社人事本部 人事企画部長の長野修平氏、公益社団法人「Marriage For All Japan -結婚の自由をすべての人に」共同代表の寺原真希子氏、東京レインボープライド共同代表の杉山文野氏など、各界で活躍・先進的に取り組むゲスト陣が集まる。

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当日のプログラム詳細

〇第一部(13:30-14:10)

◆挨拶・基調講演(40分)

開催挨拶(※調整中)の後、「work with Pride 2022」実行委員会の事務局・認定NPO法人グッド・エイジング・エールズ代表でありプライドハウス東京代表を務める松中権との質疑対談が実施予定。
その後、「自分らしく働くということ」についてタレントのryuchell氏より講和が予定されてる。

【出席者】
ryuchell氏(タレント・株式会社比嘉企画代表取締役)
松中権氏(認定NPO法人グッド・エイジング・エールズ代表
プライドハウス東京代表
公益社団法人「Marrriage for All Japan 結婚の自由をすべての人に」理事
一般社団法人 金沢レインボープライド 共同代表

〇第二部(14:20-15:50)

◆「work with Pride 2022」実行委員会 参画企業 従業員調査 発表(20分)

「work with Pride 2022」実行委員会への参画企業の従業員に対し、LGBTQ+に関連した制度の実施・利用状況、職場に関する意識調査を実施し、その結果速報をもとに、効果的な事例や課題から解決策の提言までをまとめたレポートが発表される。

【出席者】
中川紗佑里氏(株式会社電通グループ 電通総研 研究員/電通ダイバーシティ・ラボ)
松岡裕一郎氏(MSD株式会社 人事部門 人事グループディレクター)

◆トークセッション①「企業と同性婚」(40分)

日本国内で先進的にLGBTQ+関連やD&I制度を導入しているEY JapanのSabrina Wang氏をモデレーターに、アクサ生命保険株式会社/アクサ・ホールディングス・ジャパン株式会社代表取締役社長兼CEOの安渕聖司氏、KDDI株式会社の人事本部 人事企画部の長野修平氏、ラッシュジャパン合同会社 ブランドコミュニケーション マネージャーの小山大作氏、公益社団法人「Marriage For All Japan -結婚の自由をすべての人に」共同代表の寺原真希子氏が、日本で同性婚(婚姻の平等)を法制化するために企業ができることについて話し合う。

【出席者】
Sabrina Wang氏(EY Japan Diversity and Inclusiveness Specialist)
長野修平氏(KDDI株式会社 コーポレート統括本部 人事本部 人事企画部長)
安渕聖司氏(アクサ生命保険株式会社/アクサ・ホールディングス・ジャパン株式会社 代表取締役社長兼 CEO)
小山大作氏(ラッシュジャパン合同会社 ブランドコミュニケーション マネージャー)
寺原真希子氏(公益社団法人「Marriage For All Japan – 結婚の自由をすべての人に」代表理事)

◆トークセッション②「企業とトランスジェンダー」(40分)

LGBTQ+関連団体でつくる全国組織「LGBT法連合会」の事務局長であり、SOGIハラスメント等の問題に詳しい神谷悠一氏、東京レインボープライド共同代表の杉山文野氏、NTT東日本サステナビリティ推進室担当課長の上村雄亮氏、サイバーエージェントの田中友彩氏が参加。
モデレーターは、日本オラクルの川向緑氏。

【出席者】
川向緑氏(日本オラクル株式会社 ソーシャル・インパクト プリンシパルスペシャリスト)
上村雄亮氏(東日本電信電話株式会社 総務人事部 サステナビリティ推進室 担当課長)
田中友彩氏(株式会社サイバーエージェント AI事業本部 オンライン接客事業部 開発責任者)
杉山文野氏(NPO法人東京レインボープライド 共同代表理事 / JOC理事)
神谷悠一氏(一般社団法人 LGBT法連合会事務局長)

◆総合司会
「work with Pride 2022」実行委員会の参画企業であり、LGBTQ+の職場環境の整備に先進的に取り組み、過去のPRIDE指標のゴールド認定実績がある、Bloomberg D&I採用担当の高橋弦也氏、 三井住友海上の冨田美恵氏の2名が総合司会を務める。

【総合司会】
高橋弦也氏(Bloomberg L.P. Diversity & Inclusion Recruiter)
冨田美恵氏(三井住友海上火災保険株式会社 人事部 ダイバーシティ&インクルージョン推進ユニット 課長)

〇第三部(16:00~17:00)

◆『PRIDE指標 2022』の結果発表、事例発表

「PRIDE指標 2022」の認定企業の発表、先進的な取組みを行なうベストプラクティス企業の表彰のほか、昨年新たに導入された「レインボー認定」企業の表彰が行われる。

「work with Pride 2022」開催概要
日時:2022年11月10日(木)13:30-17:00
開催場所:
【リアル開催会場】経団連会館・国際会議場(東京都千代田区大手町1-3-2経団連会館2F)
【オンライン配信】Zoomウェビナー
事前申込:
申込URL:https://forms.office.com/r/dtPuhkjZ6d
対象:各界の企業・団体の役員及び人事・ダイバーシティ担当者など
内容:開催挨拶、基調講演、パネルディスカッション、従業員調査発表、受賞企業及び事例の発表など
主催:work with Pride 2022 実行委員会(事務局:認定NPO法人グッド・エイジング・エールズ)
後援:厚生労働省、経済産業省(予定)、東京都、一般社団法人 日本経済団体連合会(経団連)、一般社団法人 新経済連盟(新経連)、日本労働組合総連合会(連合)

※「PRIDE指標 2022」の募集・選考・評価には、「work with Pride 2022」実行委員会は関わりはない。


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