LGBTなど多様性に対して、寛容の心を持って受け入れていかなければいけない。

天皇陛下が2月23日、60歳の誕生日を迎えられ、2月21日に開かれた記者会見では、即位の感想、天皇として約10カ月を振り返り感想を述べるとともに、LGBTに関する質問についてもお答えになりました。

きっかけとなったのは、日本社会が大きく変わろうとしている令和の時代に「具体的にどのような活動によって天皇の役割を果たしていくお考えか」という記者からの質問。

「近年は特に変化の激しい時代です」と言及された後、AIの話題性やスマートフォンの普及、各地で大きな被害をもたらす気候変動による自然災害の脅威の深刻化についても国民の生活環境は異なってきていると述べられ、「このような変化の激しい時代にあって、社会の変化や時代の移り変わりに応じた形でそれに対応した務めを考え、行動していくことは大切なことであり、その時代の皇室の役割でもあると考えております。」と回答されました。


『変化の激しい時代』と仰った天皇陛下のお言葉に対し

「この平成の初期と比較しますと、外国人労働者を始め、在日外国人の方々の増加、また外国にルーツを持つ日本人の増加が挙げられると思います。

また、様々な障害を持たれた方々やLGBTといった性的マイノリティの人々が掲げる問題についても顕在化したと言えると思います。

上皇上皇后両陛下は、社会の片隅に暮らす人々に対して光を当ててこられましたが、新たな国及び国民の象徴となられた陛下は、このような人々に対してどのように寄り添い、光を当てていきたいというふうにお考えでしょうか。」との質問があり、天皇陛下は


「上皇上皇后両陛下が、今お話のあったような方々に対しても、心を寄せてこられたことを私もよく存じておりますし、そのような上皇上皇后両陛下のなさりようをお側で拝見しながら、私も、本当にこの世界にはいろいろな方がおられ、そういった多様性に対して、私たちは寛容の心を持って受け入れていかなければいけないと常に思ってきました。
私も引き続きそのような方々に対する理解も深めていきたいと思っております。
と、言及されました。



会見の内容全文は、宮内庁の公式サイトにて。



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