LGBT担当職員募集に50倍の応募

兵庫県明石市は、2019年12月17日からLGBT(※)の方々を含む全ての人々が大切にされる優しい街を目指して、性の多様性への理解促進、啓発活動及びパートナーシップ制度導入に向けた施策立案等を推進するため、SOGI(※)に関する問題について専門的な知識、経験、人脈等を有する人材を募集していた。

(※)LGBT…レズビアン(L:女性同性愛者)、ゲイ(G:男性同性愛者)、バイセクシャル(B:両性愛者)、トランスジェンダー(T:性同一性障害を含む、心と出生時の性別が一致しない人)のこと。

(※)SOGI…性的指向(SO:どのような性の人を好きになるか)、性自認(GI:自分の性をどのように認識しているか)のことで、異性愛の人なども含めすべての人が持っている属性。

 


受験資格

① 性の多様性への理解があり、SOGIに関する問題について知識、経験等を有する人

② 1959年(昭和34年)4月2日以降に生まれた人(2020年4月1日現在、60歳以下)

①と②の両方を満たした方。


職務内容は以下の通り。

1 性の多様性への理解促進、啓発等に関すること

2 パートナーシップ制度導入等の企画立案に関すること

3 中長期的視野に立った性の多様性施策のあり方についての調査・研究に関すること

4 各種関係機関との連携・調整に関すること など

 

市によると、募集したのは専門的な知識や経験のある任期付き(5年以内)正職員。

2名程度を予定した採用枠であったが、狭き門に対して実際の応募は99名であった。

応募書類では、市の職員採用試験では初めて性別欄を無くし、県内など近畿を中心に関東や九州にも及び、年齢層も20代から上限の60歳までと幅広かった。

書類審査と個人面接を経て4月以降に採用後、性の多様性に対する理解を促す企画・立案に取り組むとのこと。


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