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エイズウイルス(HIV) に関する正確な情報、現状を知らないが故に起こった問題として記憶に新しいのが『北海道のHIV内定取り消し訴訟』

病院側は、男性が採用過程で持病の有無を問われた際、感染を告げず虚偽の発言をしたことが内定取り消しの理由だと主張していたが、 札幌地裁は9月17日の判決で、感染の告知義務はないとして退け、 HIV感染を申告しなかった男性の就職内定を取り消した病院に対し、約165万円の損害賠償を命じていた。

そして、10月1日、病院を運営する社会福祉法人「北海道社会事業協会」は、控訴を断念したと発表されている。

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ゲイ向け情報サイトなどを見て、積極的に情報収集していれば、昔に比べかなりHIV/エイズの治療は進んでいて、抗HIV薬の服薬を続ければ問題なく日常生活を過ごせることは知れる。
だが我が身のことでなければ、実際このような情報にも疎くなり、死の病であった時代でHIV/エイズの知識が止まっているという人は少なくないのではと考える。

WHO(世界保健機関)は、エイズの流行を終わらせるため

「90-90-90」

という目標を定めており、 この3つの90を達成できれば、その地域のエイズの流行が終わる(新規感染の拡大が止まる)とされ、実際に取り組みも始まっている。


【90-90-90】とは

HIVに感染している人の、90%が検査で自分の感染を知ること。
検査で感染がわかった人の、90%がHIVの治療を始めること。
HIVの治療を始めた人の、90%がウイルスを検査で検出できないぐらい抑えられていること。


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2020年に向けて、HIV/エイズ対策で日本にできることとは?

まずはLGBT情報発信施設「プライドハウス東京2019」にて10月10日(木)、 国連合同エイズ計画(UNAIDS) とプライドハウス東京の合同トークイベント が開催される。

2020年目標「90-90-90」は、達成できるのか?世界と比較した日本の現状、在留外国人やトランスジェンダー等の課題など、国連・行政・医療・NPOがセクターを超え対話。

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 イベント概要は以下の通り

「2020年 東京で目指す90-90-90」トークイベント

日時:
2019年10月10日(木)16:00~18:00(開場:15:45)

場所:
プライドハウス東京2019(東京都渋谷区神宮前6-31-21 subaCO内)

参加費:
無料(事前申込不要)

通訳:
日英同時通訳あり

プライドハウス

世界各国・各都市で取り組まれている「90-90-90」を、2020年までにどのように東京、及び日本で実現するかについて、参加者とともに考える機会とすることを目指し、タイ・バンコクから、UNAIDSアジア・太平洋地域事務所のプログラム・アドバイザーSalil Panakadan氏、スイス・ジュネーブから、UNAIDS本部技術顧問の大島義幸氏、UNAIDS関係者2名が参加予定とのこと。


 

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