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世界的人気のメディア「VICE」が手がけた、ドキュメンタリー15作品の1つ、「ゲイケーション ―世界のLGBTQ事情―」が8月23日(金)からHuluで配信開始。

「ゲイケーション ―世界のLGBTQ事情―」はレズビアンであることを公表している女優のエレン・ペイジが、親友のイアン・ダニエルと共に日本、ブラジル、ジャマイカ、アメリカなど世界中を訪問し、宗教や法律、伝統や国民性などの違いにより、性的少数者を取り巻く環境の違いを取り上げるドキュメントである。

人目を気にせず自分らしく生きられる場所がある一方、同性愛者であるというだけで命の危険にさらされる国もある。
エレンは当事者たちの真実に寄り添い、それぞれの苦悩や歓喜に触れていく。

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「ゲイケーション ―世界のLGBTQ事情―」シーズン1のエピソード1で訪れた国は日本。

東京のLGBTQ事情を世界に伝えるために、訪れたゲイタウン新宿2丁目。

老舗のゲイバーで2丁目の歴史を教わり、数件のゲイバー、そしてレズビアンバーも訪ね、LGBTQ探訪を続ける。
番組後半では匿名を条件に取材に応じたゲイの一人が

「日本ではセクシャルマイノリティをオープンにすることが非常にリスクが高い」

と述べた上で友情結婚の選択肢についても説明を行うが、

あからさまなヘイトも日本にはいない。
宗教上の問題もない。

一見リスクがない、環境が整う日本でなぜセクシャリティーをオープンして暮らせないのかと、エレン・ペイジは疑問を抱く。

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日本のLGBTQ人口は左利きの人、AB型の人と同等人口と云われているが、実際「周りにLGBTQの人は居ない」といった声も少なくなく、それだけ日本ではクローゼットに日常を送っているLGBTQが多く存在しているということであろう。

ここ数年間でLGBTQを題材として取り上げるメディアも増えたが、テレビに映し出されるゲイはステレオタイプのゲイであったり、まだ情報には偏りもあり、年齢層や地域によっての認知度も異なる。

日本では結婚して家庭を築き、子供を授かることが「普通の幸せ」という価値観が根強く、ドキュメンタリーに取材協力しているゲイの言葉一つ一つからは、生きづらさが伝わる。

カミングアウトすることのストレスもあれば、カミングアウトしないことのストレスもある。
ドキュメントは日本のLGBTQを取り巻く事情を伝えながらも、日本人がこれから解決していかなければいけない問題も映し出している。

ドキュメンタリーの締め括りは、ある一人のゲイが母親にカミングアウトする現場への同行。

突然息子からゲイだとカミングアウトされた母親の反応に見る側も胸を痛める場面はあるが、一見の価値あり。

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