男女制服のあり方を議論する学校があるという。愛媛県の西条市立丹原東中学では、LGBの学校生活における悩みなどについて議論している。
「制服のせいで、性的少数者のひとが学校で楽しく過ごせていないんじゃないか」。体の性別に違和感のある生徒を念頭に、「制服改正」の是非が総会の議題になりました。生徒の意見は、男女で統一するか、スカートとズボンを選べるようにするか、に大きく分かれました。(中略)「選択制はカミングアウト(公表)の強要につながる」「選択制になっても、当事者は(周囲の目を気にして)選べないかもしれない」と統一を求める意見がありました。(朝日新聞デジタル 2016/10/16)
公立の学校において、LGBTに対する先進的な取り組みが出てきたのは、とても良いことと思う。
ただ、国際人権団体「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」のボリス・ディトリッヒ氏が「日本には、男らしさ、女らしさに合致せよという非常に強い同調圧力がある」(前掲)と指摘するように、各学校においてもLGBTへの理解度の高低は異なっている。
十分に議論をしていくべきと思う。