LGBTパレード参加者を皮肉る当事者 〜 朝日新聞・宮地ゆう記者の記事

朝日新聞の宮地ゆう記者が、サンフランシスコのLGBTパレードに関して、意見を述べていた。

 宮地記者は、サンフランシスコのLGBTパレードにおいて、ストレート、白人、企業ばかりの参加が目立ち、LGBT当事者は参加せずに仲間同士の小さな集まりに行っていたとの英国の新聞記事を紹介。

 その中の一人が、「ストレートの人たちがLGBTへの支持を表すのなら、日々の生活のなかでやってほしい」(朝日新聞デジタル 2016年6月28日)と、年に一度のパレードだけ支持を表明する当事者たちを皮肉っていたという記事を紹介していた。

一方で、下記のような発言をしていた。

LGBTを支持するということは、単に性的な少数者を支持することではなく、人種、国籍、性別などあらゆる人間の多様性を認め、肌の色や性別、性的指向で人を差別することのない社会をつくることにもつながってもいる(前掲)

筆者は、この意見に全面的に賛同する。宮地記者のような記者がこれからも多く出てきて欲しいと願っている。

※写真は、本人twitterより

サム: LGBTのアライ(支援者)として、Flag編集部で記事執筆。前職において、様々な分野の企業・個人プロフェッショナルの広報業務(メディア露出)を支援。その経験を活かし、LGBTというテーマを、政治、経済、国際情勢、人文科学などの様々な切り口で考察、広報していきたいと考え、日々奮闘中。