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GLAAD(Gay & Lesbian Alliance Against Defamation:中傷と闘うゲイ&レズビアン同盟)は2016年度の『GLAADメディア賞』を発表した。『GLAADメディア賞』(GLAAD Media Award)はLGBTとコミュニティに対して公平で正確かつ広く影響を与えたメディアを讃えることを目的とした賞で、1990年から行われている伝統ある賞である。

その『GLAADメディア賞』の今年の受賞者の一人で、「メディア最優秀賞」を受賞した俳優のロバート・デ・ニーロは下記のように語った。

 

「ノースカロライナの州法のような弾圧的な法律があることを忘れないでください」今回エクセレンス・イン・メディア賞に輝いたロバート・デ・ニーロはこう述べている「これからも闘いは続きます。私たちは全ての権利を守るために、厳しい目を持って果敢に行動しなければなりません」(2016年5月23日RollingStoneJAPAN)

米国ノースカロライナ州では、出生証明書と同じ性別の公衆トイレを使うよう求める州法「HB2」が問題視されていたこともあり、今年の『GLAADメディア賞』はLGBTコミュニティにとって大きな意味を持つことになる。

「HB2」に賛成する人々は、トランスジェンダー(心と体の性が一致しない人)が男女トイレのどちらを使うか選択するのを許せば、法を悪用する男性がトランスジェンダーのふりをして女性トイレに入るかもしれず、女性や子どもが性的暴行に遭う可能性があると主張している。(2016年04月26日BBC JAPAN)

今回の『GLAADメディア賞』で「アライ賞」を受賞したマライア・キャリーは、結婚の平等を称えた。他にも、ジェニファー・ローレンス、アジズ・アンサリ、ケイトリン・ジェンナー、ダイアン・ソイヤー、コニー・ブリットンなどが支持を表明している。(同)

GLAADメディア賞のウェブサイトはこちらから。

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