著名ゲイ向け雑誌「薔薇族(ばらぞく)」の編集長である竜超(りゅう・すすむ)氏が紹介していた、女性がゲイバーに行くときの注意点が参考になるので紹介したい。
まずは、ゲイバーには3種類があるという。
ゲイバーには3種類あります。(1)観光バー。観光地なんだと割り切って、女性でも誰でも受け入れているゲイバー。最近の観光バーは道ばたに『女性歓迎』という看板を出していますから、見分けやすいですよ」
「(2)ミックス。観光まで門戸は広げないけれど、女性でもOKというタイプです。いま新宿2丁目ではこのタイプが一番多いかな。LGBTに理解のある人たちが、ゲイの友人と一緒に行く場所。ゲイの友人がいる女性は、一緒に行ってみてください」
「(3)は絶対に女性はNGタイプ。なので、もしゲイバーに女性が行きたいなら、(1)か(2)ですね。ただ、(2)でも女性客が多くなると嫌だと言って帰る客もいます。年配ほど、女性を嫌がりますね。昔の価値観なのかな。いわゆる『女性性』に病的なまでに嫌悪感をもつ人はいます。『女のにおいが嫌』とか」(朝日新聞 2016年5月14日 3面)
竜氏の発言を踏まえると、ゲイバーに訪れる女性は、様々な点において注意と配慮が必要だということがわかる。
ただ、現状では、配慮が足りていない来店客が多いという。
テレビの影響で、ゲイはみんな名言を吐くと思い込んでる女性も多いです。「叱ってほしい」「笑わせてくれるんでしょ?」と要求してくることも。
他の場所より盛大に羽目を外す人もいます。「ノーマルな場所じゃないから何をやっても許される」と思うのかも。例えば異文化交流と同じです。相手も自分と同じ人間なんだと思えば、そうはなりませんよね。
他人を尊重する心を持っていれば、トラブルは起こりずらいと思う。