英国映画協会が「キャロル」を「映画史上最高のLGBT映画」1位に

2015年公開のLGBTを題材とした映画『キャロル』。主人公キャロルに惹かれていく女性を演じるルーニー・マーラが助演女優賞にノミネートされるなど、合計6部門で期待がかかっていた。結果はアカデミー賞を得ることは出来なかったが、先日発表された英国映画協会(BFI)の「映画史上最高のLGBT映画ベスト30」の第一位に選出された。

100名を超える評論家やフィルムメーカー、映画祭プログラマーによる投票の結果、第1位に選ばれたのはトッド・ヘインズ監督の「キャロル」(2015)。自身も同性愛者であるヘインズ監督が、「太陽がいっぱい」の原作者として知られるパトリシア・ハイスミスがクレア・モーガン名義で1952年に発表した長編小説を映画化。50年代のニューヨークを舞台に、フォトグラファーを夢見ながら百貨店のおもちゃ売り場で働くテレーズ(ルーニー・マーラ)と、客として訪れた人妻キャロル(ケイト・ブランシェット)の恋愛を描いた。ランキング中最も新しい作品が1位に選ばれる快挙となった。(2016/03/27映画.com ニュース

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画像は映画『キャロル』公式サイトより。

one: LGBTの当事者としてFlag編集部に携わる。LGBTの人生・キャリアに関連した記事を中心に執筆。ご意見・ご連絡はこちらまで:info@rainbowflag.jp