11/9(土)・11/10(日)、東京表参道で開催されたイベント『Come Across Market 2024』。
LGBTQフレンドリーな企業や、ブランド、コミュニティ、アーティストなど様々なジャンルのブース出展者が集い、「新しい出会いに心躍る場所」 として、展示のみならず、トークイベントやワークショップも開催されました。
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2日間で200名の来訪者がイベントに訪れ、「新しい出会いに心躍る場所」を体験。
会場は両日ともに終日、温かい雰囲気に包まれました。
今回、Flag取材メンバーもイベントに参加。
心温まるイベントを主催者した、ペア調香体験サービスKINARUの梶川さんにインタビュー取材させていただきました。
イベントの目的や想いを教えてください。
梶川さん:
本イベントが目指したのは「新しい出会いに心躍る場所」でした。
さまざまなひとやもの、そして新しい体験が交差するマーケットを通じて、来場者の皆さまに “ちょっといい出会い” を見つけていただければという気持ちが一番最初にありました。
普段とは違う場所で、偶然の出会いから生まれる発見や小さな刺激は、日常を少し豊かに変えてくれるかもしれません。新しいものに出会う楽しさやワクワク感を感じていただきたい、そんな想いを込めたイベントです。
当日は沢山の方の嬉しそうに笑う笑顔や、楽しそうに過ごされる姿を沢山見ることができ、とても嬉しかったです。
来場者やイベント出展企業の反応はいかがでしたか?
梶川さん:
今回使用した会場には暖房設備がありませんでした(空き施設の居抜き状態のままの空間を使った為)が、多くの方から「この場所はあたたかいね」とのお声をいただきました。新しいことや物に触れるときに感じるワクワク感が、ご来場者や出展ブランド皆さん一人ひとりの心を温め、その熱が会場全体に広がったように思います。
また、年代や性のあり方に囚われず、様々な来場きっかけで集まる中にもかかわらず、「居心地が良く、自然体でいられる」という感想も多く寄せられました。出展企業の皆様からは、来場者とのつながりを持てただけでなく、同じ想いを持つ企業同士が出会い、一緒に空間を作り上げる時間が心躍る時間だったという嬉しいお言葉をいただきました。
印象的なヒト・コト・モノとの「新しい出会い」はありましたか?
梶川さん:
当日はブース展示だけでなく、1日3回のイベントプログラム(ワークショップやトークショーなど)も実施しました。絵本の読み聞かせ、フィットネス、似顔絵など、さまざまなプログラムが行われました。特に印象的だったのは、清水文太さんによる絵本の読み聞かせとアートワークショップです。
子どもたちだけでなく大人も絵の具を手いっぱいにつけて、無邪気に楽しむ姿がとても心に残っています。
また、多くの来場者の方が3カ所以上のブースを巡り、商品を手に取るだけでなく、出展者との対話を通してブランドの思想や想いに触れ、新たな気づきや価値観を得られたとの感想をいただくことができました。オンラインでモノが買える時代ではありますが、心地よい空間で人と対話しながらお買い物ができる楽しさは他には変えられないものなのだと思いました。
LGBTQフレンドリー企業が集まるイベントで、準備中、特に注意した点は?
梶川さん:
本イベントでは、「安心できる場所を作れるか」という点に特に配慮しました。新しいことや物に触れる瞬間は嬉しく楽しいものですが、前提として安心できる場所でなければならないと、私自身、KINARUをやっていく中でいつも考えています。
例として下記の点を工夫しました。
表現について事前告知のPR文章に来場ルールを明記(下部画像)し、そのルールに理解のある方に来場いただけるよう配慮しました。この取り組みには、出展企業の皆様にご協力をお願いして表現方法やワードの選定なども検討しました。
空間設計について参加者がたくさんの新しいひと・もの・ことに触れられるよう、巡りやすい空間設計を心がけました。また、会場の中心でワークショップを開催し、多様な人々が自然に交流できる時間を作りました。
この空間はKINARUだけではきっとできなかったと思います。
一緒に作り上げてくださったご来場の皆さま、運営の皆さまに心より感謝しています。
筆者も実際に『Come Across Market 2024 』に参加し、2日間で沢山の出会いがあり、心躍る時間・空間を体験しました。
その背景に、「どのような人でも安心できる場所に」という配慮が、KINARU梶川さんをはじめ運営された皆さんにより、行き届いていたように感じます。
イベントの全容は、KINARU公式Instagramでも見ることができます。
是非確認してみてください!