福岡地裁「違憲状態」判決
2023年6月8日、福岡地裁にて同性婚に関する判決が言い渡された。
京都、香川、愛知3府県に住む3組6人の同性カップルが国に対し、同性婚を認めない民法や戸籍法などの規定は憲法に反するとして、1人100万円の損害賠償を求める裁判が全国5地裁にて行われており、5件目となる福岡地裁にて「違憲状態」とする判決が言い渡された。
全国5地裁に起こされた同種訴訟で5件目の判決において、違憲判断は札幌、名古屋の2件、そして違憲状態とする判決は、東京、福岡の2件であり、大阪のみ、合憲判決となる。
全国5地裁の判決が出揃う
この判決に対し、国は賠償を求める訴えを退けたが、この5件目となる福岡地裁の判決は、今後の日本社会の同性婚の法制化において確実に追い風の役割を果たしているだろう。
