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今年の大イベントの一つであるアメリカ大統領選挙が盛り上がりを見せる中、LGBTへの対応についても議論されている。

2015年6月に同性婚が全米で合憲化され、ちょうど一年経つ。また、先日のオーランドでの痛ましい事件があったこともあり、LGBTについては例年に比べ、より活発な議論が行われているようだ。

米国全体の風潮はLGBTの人々の権利を守る方向へ明確に動いている。ニューヨークのパレードを見ていて印象的だったのが、マイクロソフトやシティバンク、ドイツ銀行といった大手企業が数多く参加していたこと。それらの企業ではLGBTの人々も伸び伸び働いていますよ、という点が盛んにアピールされていた。

ノースカロライナ州は前述の法律制定後、激しい批判に見舞われている。人気歌手のブルース・スプリングスティーン氏やリンゴ・スター氏らは同州でのコンサートをキャンセル。開催予定だった見本市の参加見送りも続出し、投資計画を凍結する企業も現れている。

ノースカロライナ州がこの件で被った経済的損失は49億ドルに及ぶとの試算も発表されている。(diamondオンライン2016/07/13)

トランプ氏人気が目立つが、こうしたLGBTへの配慮といった点では着実に進んでいる。

ノースカロライナ州がLGBTに対し、厳しい対応を決めたことで大きな経済的損失を出したように、今後も各方面のLGBTに対する施策が注目される。

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